総延長1480キロを195台で 京都府北部の除雪機、準備万全

2021年11月27日 のニュース

 京都府北部を担当する府の除雪機の出動式が、福知山市牧の除雪機械管理車庫で25日に開かれた。作業担当業者は、見学に訪れた地元小学生からの応援を受けて士気を高め、降雪シーズンを前に、交通安全を守る態勢を整えた。

 出動式は、府と福知山市が主催。除雪作業をする業者の社員や行政関係者約40人と夜久野町高内の夜久野小学校1、2年生29人が出席した。

 ずらりと並ぶ除雪機の前で、児童代表の2年生、青山舷太君が「除雪車はすごいパワーで雪をきれいにしてくれるところがすごいと思う。夜久野に積もった雪をきれいにしてくれるとうれしいです」とあいさつした。

 これを受け、除雪業者を代表して福知山建設業協会の前田秀和会長が「地元の道路は地元の建設業者で守るのが使命。昨年は活躍する場がほとんどなかったが、今年はラニーニャ現象が確認されており、大雪による災害も懸念される。安全確保に努めたい」と決意表明した。

 このあと児童代表が激励のメッセージを書いた画用紙を業者の代表者に手渡した。 

 除雪機械のデモンストレーションで、ロータリー除雪車や除雪グレーダなどの見学、試乗体験をする時間もあり、児童たちを喜ばせた。

 府は12月1日から来年3月15日までの期間中、府所有の65台と建設業者所有の130台の計195台を府北部6市3町に配備し、国道175号など154路線、総延長約1480キロの除雪にあたる。

 
写真=除雪業者にメッセージを手渡す児童代表

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