ソロキャンから親子連れまで 大江の棚田にテント張り住民と交流
2021年11月22日 のニュース
約600枚の棚田が広がる京都府福知山市大江町毛原で20、21両日、遊休農地となった棚田にテントを張ってキャンプをする体験会が開かれた。親子連れらが参加し、紅葉の山々や棚田の風景を楽しみながら過ごした。
遊休、不耕作となった棚田の有効活用と地域活性化を目的に、毛原自治会と地元住民らでつくる毛原の棚田ワンダービレッジプロジェクトが、昨年から開催。今年は3組11人が参加した。
場所は地元公会堂前の棚田で、広さは約3アール。キャンプ初体験の参加者もいて、地元スタッフにテントの張り方を教わりながら設営を進めた。
1人だけでするソロキャンプの男性もいて、いろんな道具を持参し、手慣れた様子で、たき火などをしていた。
地区内の散策をしたほか、夕食は焼きそばや鍋ものを作って冷えた体を温め、夜は星空を眺め、自然を満喫した。翌日は民家の縁側を開放する「縁側喫茶」に出向き、コーヒーなどを飲みながら、地元住民たちと交流した。
キャンプ初体験の大石裕也さん(40)=綾部市=は家族6人で参加。「テントを張る時は丁寧に教えてもらえたので簡単にできました。毛原は空気がおいしく、子どもたちにとっても、良い経験になりました。テントを買って、これからもキャンプをしたい」と話していた。
写真=テントを張る参加者たち