初めての野球も中学生が教えると親しみやすく 小さな子たちに体験会
2021年11月08日 のニュース

京都府福知山市長田野町の長田野体育館で、野球フェスティバルがこのほど開かれた。駅南町のスポーツ用品販売店、ミツウマスポーツが主催し、運営や進行などは日新中学校野球部(松田侑真主将、24人)が担当。小学校低学年と未就学児40人ほどが参加し、お兄さんたちと仲良く汗を流した。
小学校の入学前から野球に触れる機会をつくり、将来的な競技人口を増やすのが目的。昨年から開催していて、大人が教えるよりも親近感があるのでは-と、今回も日新中野球部に協力を依頼した。
安全面に配慮し、ゴムのボールとプラスチック製のバットを使用。初めに中学生と子どもたちで、キャッチボールをした。中学生は「上から振りかぶって投げてみて」などと、優しくアドバイスしていた。
このあとグループを3つに分け、投げる、打つ、走るという野球の基本的な要素を体験できるサークルベースボール、ストラックアウト、ホームラン競争を順番に体験した。
この日の合言葉は「ナイス」。良いスイングができた際には、中学生が親指を立てて「ナイス」と声をかけ、子どもたちは少し照れながらも、うれしそうな表情を見せていた。
2年生の松田主将は「優しい言葉で、分かりやすくアドバイスするように心がけました。野球をする人が減っているなか、このイベントを通して少しでも野球を好きになってもらえたらうれしい」と話していた。
写真=中学生とキャッチボールをする子どもたち