親子で手話体験 聴覚障害者から学ぶ教室
2021年11月04日 のニュース

京都府福知山市内記二丁目の市総合福祉会館で3日、親子手話教室が開かれた。小中学生の親子50人ほどが参加し、聴覚障害のある人に手話を教わったり、一緒にゲームをしたりして、楽しみながら手話を覚えた。
福知山聴覚障害者協会、福知山手話サークル・こづち、大江町手話サークル、市聴覚言語障害センター、市社会福祉協議会で構成する「手話広めたい話し隊」(森靖弘隊長)が主催した。
手話への理解を広げよう-と結成した団体で、昨年、市社協から引き継いで開催。これが2回目となる。
初めての親子、昨年に続いて参加した親子をグループ分けして、新型コロナウイルス対策も兼ねて3部屋で実施。それぞれ聴覚障害のある人が講師を務め、初参加のグループは自己紹介の手話を教わった。
名前のほか、「小学○年生です」「○○学校に通っています」といった手話も教わり、順番に実践。初めは照れくさそうにしていた子も、繰り返すうちに、自信をもってできるように。講師に褒められると、はにかんだ表情を見せていた。
このあと身ぶり手ぶりの大切さを学ぶ遊びとして、1人が動物の動作をして、ほかの参加者が当てるジェスチャーゲームをした。また記念品として、月ごとに、季節にちなんだ手話が学べる卓上カレンダーが贈られた。
写真=初めに自己紹介の手話を学んだ