環境に配慮した年賀ハガキで「おめでとう」 郵便局で販売始まる
2021年11月01日 のニュース

2022年用の「お年玉付年賀ハガキ」の販売が1日、全国の郵便局で始まった。京都府福知山市北本町一区の福知山郵便局(伊藤雅之局長)でも、午前9時の開店とともに、買い求める人たちの姿がみられた。
今冬の年賀ハガキは、自然環境に影響を与えないように配慮して木の管理や伐採を行い、森林管理協議会が認証した紙を使っているのが特徴という。
府内では干支の寅をモチーフにしたもの、くまのプーさんをデザインしたディズニーシリーズ、地域の風物詩を描いた京都府版の計7種類がある。干支の特殊切手も4種類販売する。
年賀ハガキを一度に30枚以上購入した人を対象に、近畿2府4県の特産品が抽選で2千人に当たるキャンペーンも実施する。
年賀状の引き受けは12月15日からで、元旦に届けるためには12月25日までの投函を呼びかけている。くじの抽選は来年1月16日で、1等は「31万円分の電子マネー」か「現金30万円」か「現金20万円と特殊切手集」
年賀ハガキの全国での当初発行枚数は約18億3千枚で、前年比の約94%。福知山郵便局では「メールやSNSの普及で年賀状の取り扱いは年々減る傾向にあります。ただ、今は新型コロナウイルス禍での巣ごもり生活で時間に余裕ができた方もあり、心を込めて形のあるものを送ろうという方が増えることを期待しています」と話していた。
写真=年賀ハガキを買い求める人(1日午前9時すぎ、福知山郵便局で)