建築CADや住宅デザイン設計、消防設備士も 福知山高技専基礎科が刷新

2021年09月21日 のニュース

 福知山市平野町の京都府立福知山高等技術専門校(吉田周史校長)は、今年度からものづくり基礎科をリニューアルした。中高年や女性向けの科目として建築CAD、住宅デザイン設計、消防設備士の講座を増やしており、昨年度と比べて訓練生が倍増するなど、人気を集めている。

 18歳以上の求職中の人らが対象で、訓練期間は1年。ものづくり経験のない人に、少人数の丁寧な訓練を実施しており、自分にあったスキル取得と電気工事士や危険物取扱者などの資格取得が目指せる。訓練終了後に、より即戦力となる人材を育てようと講座内容を充実させた。

 建築CADでは訓練時間を80時間増やし、幅広い分野で使用されているソフト「AutoCAD」を使用するようになった。さらに、パソコンなどで3Dを使ってマイホームのデザインを考えられる住宅デザイン設計、火災警報器などの設置に関わる消防設備士の訓練も新たに用意した。

 こうした変化もあり、今年度は17人が訓練生として入学。うち5人が女性で、対象として想定した中高年が増えた。

 市内から通う女性(43)は「新型コロナウイルスの影響で、以前の仕事をやめることになったので、手に職をつけようと思い、ものづくり基礎科を選びました。建築に興味があったので、建築CADの訓練で過程が学べるのはうれしいです」と話す。第二種電気工事士の資格を取ったが「ほかの資格も目指したい」と意欲を見せている。

 同校ではほかに、自動車整備、総合実務、キャリア・プログラムの3科がある。30日と12月22日の午後2時30分から4時まで、学校説明会を開く。事前申し込みが必要で、開催日の前日まで受け付ける。また、随時見学も受け付けている。電話0773(27)6212。

 

 

写真=建築CADの訓練を受ける女性

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