三和町内に点在する公共施設を集約 図書館分館は市役所支所に
2021年09月09日 のニュース
京都府福知山市は、三和町千束の三和会館にある市立図書館三和分館を、2022年度末までに近くの市役所三和支所(旧三和町役場)2階へ移転させる計画を立てている。このため移転先の三和支所で老朽化したトイレや空調、照明などを改修する。
町内に点在する公共施設を、三和支所と交流拠点複合施設・三和荘=寺尾=の2拠点に集約することで住民の利便性を高め、「住み続けられるまちづくり」を図る。7月には、放課後児童クラブを旧細見小学校から同支所内に移転させた。
施設の集約によって支所の利用者が増えることから、トイレの洋式化や多目的化、手すりの見直し、空調などの改修を行い、2階文化財収蔵庫の内装を図書館仕様にする。その設計業務費600万円を盛り込んだ今年度一般会計補正予算案を市議会9月定例会本会議に提案している。
移転先の文化財収蔵庫は、これまでの約2倍広い約280平方メートルある。今年度中に、庁舎内のエレベーターも改修する。
図書館三和分館は、1998年から三和会館1階に配置。約150平方メートルに約2万冊の図書などを置いている。
このほか、三和会館内に事務所を置く市立三和地域公民館は、三和荘に配置する考え。
写真=三和支所への移転計画が進む図書館三和分館