夏休みの思い出にスカイランタン600個 三段池の夜空彩る
2021年08月18日 のニュース
京都府福知山市猪崎、三段池公園大はらっぱ広場(愛称・三段池ラビハウス大はらっぱ)周辺で、福知山商工会議所青年部(木下賢一郎会長)が福知山踊りの掛け声にちなむ「ドッコイセこども大会」を15日に開いた。夜には「ドッコイセスカイランタン」があり、600個が夜空に浮かび、幻想的な光景が広がった。
新型コロナウイルス禍のなか、子どもたちが笑顔になれる企画を-と、青年部ドッコイセ光委員会(井上仁志委員長)を中心に、連日夜遅くまで準備。秋雨前線が停滞し、開催が不安視されたが、当日の朝には雨がやみ、予定通り実施することができた。
LED電球を入れた風船に、和紙をかぶせたスカイランタンは3年目。今年で見納めとなり、昨年より数を倍増させたほか、市内の小学6年生が半紙に夢を書き、その半紙を貼り付けた約30倍サイズの「夢源でかランタン」も展示した。
ランタンのリリースには申し込みをした約450組が参加。周辺が真っ暗になった午後8時30分、井上委員長の合図で、一斉に手を離すと、ランタンがゆらゆらと夜空に浮き上がり、みんなうっとり。スマホなどで、写真や動画撮影を楽しんでいた。しばらくしてランタンに付けたひもをたぐり寄せ、全てを回収した。
南天田町の川内夏美さん(28)は、夫の佑介さん(29)、娘の星花ちゃん(2)と一緒に訪れ、「(アニメ映画の)『塔の上のラプンツェル』にスカイランタンのシーンがあり、娘はラプンツェルが大好きなので、大喜びでした。夏の良い思い出になりました」と喜んでいた。
写真=600個のランタンを夜空に浮かべた