「黄門ザル」の雌が仲間入り 三段池動物園、赤ちゃんに期待
2021年08月18日 のニュース

京都府福知山市猪崎、三段池ラビハウス動物園(二本松俊邦園長)に、オナガザル科のブラッザグエノン1匹が仲間入りし、公開されている。長いあごひげが特徴の、水戸黄門にそっくりなサルで、新入りのブラッザグエノンは2歳の雌。すでに立派なあごひげがある。
ブラッザグエノンはアフリカ中央部の熱帯雨林などに生息。額にはオレンジ色をした三日月状の毛、鼻の下からあごにかけては白いひげが生えている。見た目が水戸黄門に似ていることから、「黄門ザル」と呼ばれる。
これまで園では、9歳で雄のブラッザグエノン1匹を飼育していた。新しい雌は2019年8月18日に、広島市安佐動物公園で生まれ、この夏、福知山にやって来た。人懐こく食欲も旺盛で、桃やキウイフルーツ、ブドウのマスカットなどを食べている。
二本松園長(76)は「元々いた雄とも仲良く、園の人気者になりそうです。5、6年すると、2匹の間に子どもが生まれるのでは」と期待している。
写真=愛らしい表情のブラッザグエノン