この冬一番の寒気、サルたちも身を寄せ合って暖かく 三段池動物園の猿ケ島
2025年01月10日 のニュース
京都府福知山市内で雪が降り積もり、気温も氷点下を記録した10日朝、猪崎の三段池ラビハウス動物園(二本松俊邦園長)の「猿ケ島」では、ニホンザルたちが身を寄せ合い、寒さをしのぐ姿が見られた。
六角形をした飼育場の猿ケ島には、子ども5匹を含む35匹のニホンザルが共同で暮らしている。冬の寒い時期になると例年、集団で固まって体を温め合っている。
10日朝には、中央にあるコンクリート造りの山の各所で、三角座りをしたサルたちが体を密着させたり、母ザルが子ザルを抱きしめて暖を取ったり。そんな光景を写真に収めようと、早くから訪れる人もいた。
二本松園長は「ニホンザルは、この時期に羽毛のような冬毛が生え、寒さには比較的強く、猿ケ島では寒さで死んだサルはいません。それでも過ごしやすい季節ではないと思うので、暖かい春が訪れるまで、体を寄せ合って暖を取り、厳しい冬を乗り越えてほしい」と話していた。
写真(クリックで拡大)=体を密着させて暖め合うサルたち(10日午前8時20分ごろ)