天橋立駅で夏限定、中学生制作の発車曲 夕凪の海背景に橋梁を走る列車イメージ
2021年07月30日 のニュース

京都丹後鉄道天橋立駅で、8月1日から31日までの期間限定で、中学生が作った発車メロディー「夕凪のままに」が流れる。
作ったのは大阪府枚方市の楠葉中学校3年、大久保惺矢さん。「由良川橋梁の醍醐味・凪の海を背景に、夕日に照らされながら走行する列車の風景を見てひらめいた」という曲を丹鉄に送ったところ、会社側は中学生の作と思えない完成度に感心。「人にやさしい、ぬくもりのある丹鉄らしい曲」になっていると、夏休みの期間限定採用を決めた。
琴やウインドチャイムなどの電子音でキラキラとした情景を描いていて、大久保さんは「発車メロディーが旅する人の思い出になればうれしいです」と話している。
9月からは、宮津市出身の環境音楽家で、京都精華大学教員の小松正史さんが作った、波の音をイメージしたメロディーに戻る。
写真=2号に発車合図をする大久保さん(右)=17日