京都府北部で唯一の弓道部・大江高校生が市民にお手本 地域公民館の体験教室
2021年07月05日 のニュース

京都府北部の高校で唯一弓道部がある福知山市大江町金屋の府立大江高校で、弓道教室(大江地域公民館主催)が3日に開かれた。6人が受講し、初日は基本の姿勢を教わった。
日本古来の武道に親しんでもらおうと毎年開講。今年は3、10、17日の3回シリーズで開く。
市弓道協会の岩城美文会長(70)ら会員3人と大江高弓道部員5人が講師役を務めた。最初に部員たちによる矢を射るお手本を見たあと、立ち位置を決める所作や構えなどの基本動作「射法八節」を身に付けた。
弓、矢を持たずに動作だけをみっちりと体験した後、実際に弓を持ち、引き方を習った。受講者たちは協会員や生徒たちに、正しい足の位置、手の動きなどを教わりながら、繰り返し覚えていった。
受講者の林田惇さん(74)は「普段使わない筋肉を使うので、腰が痛くなりました。姿勢を整えるのがたいへんですが、徐々にやり方が分かってきました。あと2回しっかりと習いたい」と話していた。
写真=実際に弓を持っての動作も習った