由良川堤防築造に伴う川北橋整備が完了 式典開いて通り初め
2021年07月03日 のニュース

京都府福知山市の市道川北荒木線・川北-前田間の整備が完了し、車両通行止めにしていた同区間の開通を祝う式典が6月30日、川北の市道上で開かれた。川北、前田両自治会と市の主催で、来賓や関係者のほか、地元の約50人も出席し、完成を喜び合った。
市道は、川北の府道福知山綾部線と前田の旧中丹広域農道を結び、由良川をまたぐ川北橋がある。この付近では国交省が由良川の築堤工事を進めており、堤防を乗り越えるように橋と道路の整備が必要となった。
工事では、川北橋を右岸、左岸両方に延伸し、従来よりも166メートル長い343メートルにした。延伸部分も含めて車道幅は5・25メートルで、片側に1・5メートルの歩道がある。
橋につながる両側の道路は旧道よりも上流側に付け替え、以前は幅5メートルで歩道がなかったが、整備後は車道を幅6・5メートルにし、片側に幅2・5メートルの歩道も付けた。総事業費は14億1300万円で、国交省の社会資本整備総合交付金事業を活用し、約7億円の補助を受けた。
事業は2015年度から設計・測量などに着手し、17年度から用地買収、18年度から改良工事に入った。歩行者や自転車は仮設の歩道などで通行できたが、車両は19年2月から通行止めにしていた。
写真=道路や橋の通り初めをして完成を祝った