保存年限過ぎた廃棄文書をリサイクルに搬出 福知山市役所
2021年06月24日 のニュース

京都府福知山市は24日、保存年限が過ぎた市役所の廃棄文書をリサイクルするため、保管する市役所三和支所=三和町千束=から搬出した。保管部屋は2階にあり、バルコニーと地上を“特製スライダー”でつなぎ、職員は文書が入った段ボール箱を滑り下ろし、手際よく運び出した。
市は2000年度から、資源の有効活用を目的に廃棄文書のリサイクル化に取り組んでいる。
段ボール箱は山積み状態で、荷台を使って運び出すだけでは搬出に時間がかかる。そこで、支所2階バルコニーと地上のトラックコンテナとを幅約2メートルの荷台シートでつないだ簡易滑り台を作った。
廃棄文書は、段ボール原紙や新聞用紙として再利用され、1トンで段ボール箱1600ケース分になる。今回は昨年度実績の15・5トンと同規模を見込んでいる。
文書を処分する兵庫県姫路市の処理工場まで市職員が同行して、文書の廃棄を見届けて作業を完了する。
写真=特製スライダーで快速搬出(24日午前9時15分ごろ)