地域の人たちから祝福受けて花嫁行列 うぶやの里・大原神社で神前式

2021年03月15日 のニュース

 自然豊かな里山と京都府指定有形民俗文化財の産屋(うぶや)が残る福知山市三和町大原の大原神社(林秀俊宮司)で13日、國吉浩司さん(34)、秀美さん(32)=市の谷=が神社での結婚式「神前式」をした。式前には、今ではあまり見られなくなった花嫁行列があり、地域の住民たちが幸せいっぱいの2人を祝福した。

 大原では、安産祈願にご利益のある大原神社、産婦がこもって出産をした産屋、その景観を生かした地域活性化にと地元の人たちでつくる「うぶやの里ウェディング実行委員会」(小林英夫会長)が、挙式などをサポートしている。

 これまでにも数回、花嫁行列や記念写真撮影があり、住民たちが盛り上げに一役買ってきた。

 浩司さんは福知山市、秀美さんは丹波市の出身で、2人とも七五三参りで大原神社を参拝したことがあったという。結婚式はホテルを通じて企画したが、その中に神社で挙式するプランがあり、「2人に縁があるこの場所で」とすぐに決めた。

 花嫁行列は、駐車場のあるうぶやの里ロードパークから産屋前を通って同神社まで続く遊歩道で、福知山御霊太鼓の演奏を先頭にスタート。2人に続いて親族らが一緒に歩いた。新型コロナウイルス感染症対策のため、地元からの参加者などを限定しての行列となったが、小林会長ら地域住民からの祝いの言葉に、羽織袴姿の浩司さん、白無垢姿の秀美さんから笑顔がこぼれた。

 2人は、「地域の方たちから祝福を頂いてうれしい。思い出に残る式になりました」と喜んだ。本殿での式のあとは、境内の絵馬殿で両家の顔合わせをし、披露宴は土師のホテルロイヤルヒル福知山&スパで行った。

 
写真=花嫁行列で大原神社へと向かう國吉さん夫婦

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