感染対策で入場整理券を事前配布 確定申告始まる
2021年02月16日 のニュース

2020年分所得税の確定申告の受け付けが16日、全国一斉に始まった。京都府福知山市篠尾新町の福知山税務署では朝からマスク姿の納税者が訪れ、手続きを進めたが、例年ほどの混雑はない。4月15日まで。
国税庁は、新型コロナウイルス対策として、入場できる時間枠が指定された「入場整理券」を来場者に事前配布したり、期限を全国一律で4月15日まで延長したりと、来場者を分散させて会場の混雑緩和を図っている。
福知山税務署では、書類整理コーナーなどのブースや待合席の席数を減らし、一度に入る人数を例年より2割ほど減らすなどの対策を講じた。申告者は必要書類がそろっているか職員に調べてもらった後、パソコンなどで申告書を作った。
相談受け付けは午前9時から午後4時まで。入場整理券は国税庁のLINE(ライン)から申し込める。LINEを使っていない人は会場で当日配布する。
新型コロナ感染予防の観点から、自宅からでもできる国税電子申告・納税システム「e-Tax」(イータックス)の活用を推奨している。
イータックスの問い合わせは専用窓口「e-Tax・作成コーナーヘルプデスク」、電話0570(01)5901へ。
写真=臨時職員(右)のサポートを受けてスマホで申告書を作成する納税者(16日午前9時15分ごろ、福知山税務署で)