福知山の最高路線価3年連続下落 駅南9号
2023年07月03日 のニュース
国税庁は3日、相続税や贈与税の算定基準となる2023年分の路線価を発表した。福知山税務署管内(京都府福知山、綾部両市)の最高路線価は、12年連続で福知山市駅南町3丁目国道9号となったが、1平方メートル当たりの価格は9万4千円(前年比4・1%減)で、3年連続で下落した。
府内では、京都市内とその近隣地が、居住環境が良好で、またホテルやマンション、店舗用地の需要も回復傾向となっていることから、京都市内の右京区、上京区、宇治市など8地点で最高路線価が上昇した。
一方で、福知山の最高路線価は、商圏人口が減少し需要が減っていることなどから、府内最大の下落率となった。また園部、峰山の2地点も下落、舞鶴と宮津の2地点は横ばいだった。
府内最高額は、32年連続で京都市下京区四条通寺町東入2丁目御旅町四条通の1平方メートル当たり697万円(前年比3・6%増)。最も低かったのは、京丹後市峰山町新町国道312号の3万5千円(同2・8%減)だった。
大阪国税局管内近畿2府4県の税務署別順位でみると、福知山は前年より1つ順位を落とし、83署中63番目だった。
写真(クリックで拡大)=福知山税務署管内で最高路線価となった福知山市駅南町3丁目国道9号