北近畿初の自動改札機、JR福知山駅で27日稼働 3月ダイヤでICOCAも

2021年02月17日 のニュース

 京都府福知山市のJR福知山駅で、27日から自動改札機が稼働する。しばらくは磁気切符しか使えないが、3月13日のダイヤ改正日からはICカード「ICOCA(イコカ)」なども利用できるようになり、利便性が高まる。すでに自動改札機やICカードに対応した精算機、券売機などの設置・改造を終えている。

 自動改札機はコンコース1階の、従来の改札と同じ場所に配置。入場専用と出入場共用がそれぞれ1通路、出口専用が2通路になる。出入場共用の1通路は車いすが通れるように幅を広くとった。いずれも磁気切符とICカードの両用機で、切符投入口とカード読み取り部が付いている。コンコース2階の京都丹後鉄道との連絡通路にも、ICカード専用の入出場用の簡易型改札機を置いた。

 今までは駅員1、2人が改札口で対応していたが、自動化で人員削減につながる。通勤・通学時間帯や福知山市内での大規模イベント開催時などの混雑解消にもつながると期待されている。

 ICOCAは福知山支社管内では2003年11月に福知山線の広野-篠山口駅間の各駅、16年3月からは播但線の京口-寺前駅間の各駅に導入された。今回、乗降客が多い福知山線の全線や山陰線の一部など北近畿エリアの23駅が加わるが、自動改札機の設置は福知山駅のみ。他の導入駅はIC専用改札機で対応する。福知山駅の東隣で、電車通学生が多い府立工業高校の最寄り駅になっている石原駅、西隣の上川口駅や下夜久野、上夜久野駅などは対応改札機が設置されないため、ICカードは使えない。

 ICOCAは事前に入金したカードで乗車区間の運賃を精算するシステムで、繰り返し使える。タッチするだけで改札機を通れる。パスケースから取り出す必要がない。改札機はJR東日本のSuica(スイカ)など10種類の全国相互利用対象のICカード乗車券にも対応する。



写真上=福知山駅に設置され、稼働開始を待つ自動改札機。一番左は係員対応の通路
写真下=切符投入口とカード読み取り部が付いた自動改札機

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