全国有数の光秀コレクション持つ福知山市立図書館 大河最終回を前にネットで書籍紹介
2021年02月02日 のニュース

明智光秀を主人公にしたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」は、いよいよ7日が最終回。ゆかりの地・京都府福知山市の市立図書館は、光秀関連資料の所蔵数が全国でも有数。その豊富な蔵書をいかし、放送前の5日午後6時30分から7時30分まで福知山公立大学と共催でオンライン・ブックトークを開催する。光秀に精通する4人が「本能寺の変」に関する本など計7冊を紹介する。
図書館の「明智光秀コレクション」は1月現在で、閲覧専用分だけでも705点を数える。上級者向けの学術書、中級者向けの専門書のほか、コミックスなど親しみやすい初心者向けのものまで幅広いジャンルが保管されている。
放送が始まった昨年1月以降、歴史上で最大の謎の一つ「本能寺の変」など光秀への関心が高まり、多くの来館者が本を手に取っているという。図書記録を見ると、子ども向けのコミックスが全て貸し出し中になったこともあり、大人だけでなく子どもからも注目を浴びている。
地元には光秀を長年研究してきた人も多い。オンライン・ブックトークでは、浅田久子館長が光秀コレクションの紹介などをしたあと、光秀大河の誘致活動をしてきた団体の一つ・福知山史談会の芦田精一会長、市職員で両丹日日新聞に光秀の連載をした八瀬正雄さん、学芸員の和田直樹さん、公立大の井口和起学長が、それぞれ10分間の持ち時間の中で、おすすめの本について話す。
視聴は事前に連絡が必要で、3日までに公立大学のホームページなどから申し込む。その後、ズームのアカウントなどを知らせる。問い合わせは、公立大学まちかどキャンパス吹風舎、電話0773(45)3087へ。
写真=図書館に設けられた明智光秀コレクション