地域のイベントで稲刈りしたコシヒカリで日本酒 ラベルも参加者で考え

2021年01月27日 のニュース

 京都府福知山市の上六人部活性化協議会(高野隆代表)が主催したイベント「稲刈りして、日本酒を造ろう!」で、参加者たちが刈り取った上六産のコシヒカリを使い、自分たちで考えたラベルを貼った純米吟醸酒「さつき和花」が完成した。果物を思わせる香りとすっきりした飲み口が特徴で、数量限定で一般販売している。

 上六は地区内を旧京街道が通り、山々に囲まれた豊かな自然と地区に流れる土師川がもたらすきれいな水に恵まれ、昔から稲作や酒造りが営まれてきた場所。イベントは、その魅力を知ってもらい、関係人口の拡大と地域活性化を図ろうと企画した。

 市内外から参加した12人が、昨年8月に地元の足立勝之さんの田んぼで稲の手刈りを体験し、11月にコピーライターを招いたワークショップでラベル作りをした。

 酒の名前とラベルは、参加者が案を出した。名前は市の花のサツキと上六ののどかな雰囲気を合わせた「さつき和花」とし、ラベルは花を意識したイラスト入りのものに決めた。仕上げは市内在住のデザイナー、スワミカコさんが担当した。

 昨年12月に上野にある東和酒造(今川新六社長)で仕込みの工程を体験し、蒸された米を手でばらす作業などに取り組んだ。それをもとに東和酒造が日本酒へと仕上げ、今年1月19日に完成した。

 締めくくりとして、参加者での乾杯を予定していたが、新型コロナウイルス禍のため中止。それぞれに720ミリリットルボトル3本を送っており、「グレープフルーツのようにフレッシュで飲みやすい」「おいしい」などの声が届いている。

 参加者たちはイベントを通じ、協力した地元の人たちと親しく話したり、地域観光なども楽しんだ。中には上六人部産の米を買う人もいるなど、交流が深まった。高野代表(70)は「上六の魅力を地区外の人に知ってもらい、地元の人には再発見してほしいと思い取り組んできました。お酒はその集大成です。いろいろな人に、じっくりと味わってもらえたら」と話す。

 さつき和花は酒米を使わず、イベントで収穫したコシヒカリと米麹だけで作っている。サイズは720ミリリットル入りのみで、税込み1980円。東和酒造と内田町の辰巳屋商店の店頭、ホームページで販売している。

 販売の問い合わせは東和酒造、電話(35)0008、または辰巳屋商店、電話(22)2114へ。


写真=さつき和花を持つ高野代表

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