行政デジタル化の拠点に 市役所内にオンラインルームを開設 

2021年01月16日 のニュース

 京都府福知山市は、行政デジタル化の推進拠点と位置付けて、市役所内にオンラインルーム「ICT戦略プレイス」を開設した。

 国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金約680万円を使って、市役所本庁舎隣にある旧庁舎2階の一室32平方メートルを改修。大型モニター、ノートパソコン、ウェブカメラなどを設置した。

 新型コロナを契機に、市はテレビ会議アプリ・ズームの活用を進めており、オンラインルームで環境整備をすることで、ウェブ会議や研修の浸透を図る。市が委員を委嘱する各種審議会などでも利用する。

 開設日の13日は開設記念イベントとして、福知山、東京、沖縄を結び、市関係者がウェブ会議をした。

 会議には大橋一夫市長、伊東尚規副市長、渡辺尚生市長公室長、福知山市政策アドバイザーを務める沖縄県企画部地域・離島課長の森田賢さん、内閣府と一般財団法人地域活性化センターに派遣中の市職員2人が参加した。

 森田さんは、観光が主産業の沖縄ではコロナによる経済打撃が大きく、離島の郷土料理を遠隔地で学べるオンライン料理教室などに取り組んでいることを報告した。

 大橋市長と伊東副市長から、コロナ禍の中での福知山の振興策について助言を求められた森田さんは「大阪など大都市に近いのは利点。コロナで沖縄に流れてくる人はないが、都市部から移住したい人を捕まえるチャンスがあるのは福知山の潜在能力だと思います」と答えた。

 オンラインルームを所管する市職員課は「市民のオンライン申請の導入も見据えて、行政のデジタル化を積極的に進めていくための拠点にしたい」と話す。

写真=旧本庁舎にオンラインルームを開設した

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