地域活性化させた葉ボタンまつり 高齢化で22年の取り組みに幕

2020年12月01日 のニュース

 京都府福知山市三俣の住民グループ・がんばる三俣(荒樋悦男代表)は、最後の葉ボタンまつりを地区内の上六人部保育園隣の畑で11月29日に開いた。22年続いた取り組みが今季限りとあって、多くの人が訪れて買い求めた。

 1998年に地域活性化を目的にグループを結成。約16アールの畑で、例年は葉ボタン4千本を栽培し、まつり(販売会)を開いてきた。「安くてきれい」と評判良く、すぐに売り切れてしまう時もあった。

 ただ、作業の負担は大きく、メンバーの高齢化のため、来年以降の継続を断念。今年は、丸葉、切り花など6種類で計約2500本を用意。販売当日は開始の1時間半前から人が並び始め、長い列が出来た。


 当初から買いに来ているという谷口辰夫さん(68)=夜久野町上町=は、「玄関に飾る正月用にと購入していました。毎年楽しみにしていたので、今年で最後とは寂しいですね」と残念がっていた。

 荒樋代表(79)は「良い天気の下で、最後を飾れました。年齢にはかなわず、終わりは残念ですが、これまで多くの人に来ていただいて感謝しています」と話していた。
 
 
写真=多くの人が葉ボタンを買い求めた

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