ヘルメットで発電 ホテルに装置
2020年11月16日 のニュース

京都府福知山市東堀の福知山サンホテル(村上裕子社長)の敷地内に、ヘルメットを利用したツリー型の小型風力発電装置が設置され、近くを通る人の目を引いている。
設置したのは砂利・採石プラントなど産業機械設備の製造をする前橋工業=十三丘=。前橋徹会長が、地球温暖化が進むなかで自然エネルギーを生かした環境に優しい小型風力発電装置の開発を手がけており、同じ思いを持つホテル側が製造を依頼した。
発電装置が立っているのは府道沿い(福知山警察署前)のホテルの庭。高さ約5・5メートルの太い鉄柱の上方に、風を受けるヘルメット30個を付け、風速1メートル程度でも回転し、バッテリーに蓄電する。電力を補うために太陽光パネルも付けている。発電した電力で庭に設けた2灯の照明が、夕方から深夜まで点灯する仕掛けになっている。
写真=ヘルメットで風を受ける風力発電装置