高さぴったり 子ども用の消毒スタンド手作りして寄贈
2020年11月16日 のニュース

子どもたちの新型コロナウイルスの感染予防にと、京都府福知山市夜久野町の住民組織、夜久野みらいまちづくり協議会副会長の的場渡さん(68)=高内=が10日、額田の下夜久野保育園(川崎裕子園長)に、手作りした子ども用足踏み式の消毒液スタンドを贈った。
的場さんは、コロナ禍で手指の消毒など感染防止策が求められるなか、廃材などを利用して足踏み式の消毒液スタンドを試作。10月下旬に額田の夜久野ふれあいプラザに贈ったところ、来館者に好評だった。このため、子ども向けの改良版を約20日間かけて新たに作った。
子どもの背丈に合わせて、高さを約60センチと10センチ低くした。木製の細長いスタンド部分の前面に、子どもがコロナ退散を願って拳を突き上げる絵を入れ、使い方が分かりやすいように足踏み部分を足跡の形にし、スタンドの上部に目印となる手の飾りを付けた。
同日午後、遠足から帰ってきた園児たちは早速、玄関前に置かれた足踏み式消毒液スタンドを使って、的場さんに教わりながら手の消毒をした。
川崎園長は「コロナの終息が予測できないなか、手の消毒が徹底できるように、大切に使わせていただきます」と喜んでいた。
写真=的場さんに消毒スタンドの使い方を教わる園児