北近畿豊岡自動車道延伸は11月1日 但馬空港IC開通

2020年10月04日 のニュース

 兵庫県丹波市と豊岡市を結ぶ北近畿豊岡自動車道の延伸工事が進み、日高神鍋高原IC(インターチェンジ)-但馬空港ICの開通日が、11月1日に決まった。豊岡市の旧市域にまで自動車道が入る。

 「秋開通」の大枠が今年4月に発表され(既報)、その後の工事の進み具合などから、正式な日程が決まった。

 丹波市春日町で舞鶴(若狭)自動車道春日ICとつながり、京阪神・北陸方面と但馬地方を直結。遠阪トンネル部分を除き、無料で通行できる。

 丹波市から朝来市、養父市へと順に延び、2017年に豊岡市日高町の日高神鍋高原ICまで開通していた。

 新たな延伸区間は2車線(上下1車線)6・1キロ。途中に日高北ICが設けられる。

 但馬空港ICは、山頂空港のコウノトリ但馬空港のふもとにあたる豊岡市上佐野にある。自動車道が市中心部や城崎温泉に近づき便利になるほか、豊岡病院も近くなるため、ドクターカー(ドクターヘリの自動車版)の機動力が向上。国交省近畿地方整備局豊岡河川国道事務所によると、ドクターカーと患者が30分以内に合流できる圏域が、但馬の人口カバー率91%になるという。

 引き続き、仮称豊岡ICまでの2キロ区間が工事着手、その先の仮称豊岡北ICまでの5・1キロ区間が事業化されており、将来的には豊岡北で山陰近畿自動車道とつながり、鳥取・京都丹後とつなぐことが計画されている。


写真=北近畿豊岡自動車道の既開通区間(丹波市春日町-豊岡市日高町、実線)と新たに開通する区間、工事・事業化区間(点線)

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