有害鳥獣駆除にドローン 高齢化進む福知山猟友会

2020年10月01日 のニュース

 京都府福知山市の福知山猟友会(下元照男会長)が、有害鳥獣駆除に無人航空機・ドローンの活用を検討している。山の状況を知るために駆除前の山に入る事前現地調査の効率化などに有用性が高い。このほど駆除地域を空撮する初の実証実験に取り組んだ。

 猟友会の会員数は現在約150人で、平均年齢は60歳を超える。会員数減少と高齢化は全国的な課題。そこで下元会長(72)は有害鳥獣駆除の効率化にと、ドローン導入に向けて8月に操縦免許を取得した。

 実証実験は筈巻での駆除活動に先立ち、近くの田んぼから下元会長所有のドローンを飛ばし、上空から山を撮影した画像をモニターに映し出した。

 駆除隊員約20人が、山の勾配や植生状況、入山経路の確認や危険箇所を画像でチェック。30分足らずの短時間で多くの情報が手に入ることを確認し、関心を高めた。

 下元会長は「作業効率は格段に上がる。さらなる活用も考えていきたい」と話していた。
 
 
写真=モニターで山の状況を確認する駆除隊員ら

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