新米の出荷始まる 1等の評価に笑顔の農家 昨年より良い出来
2020年09月11日 のニュース

JA京都福知山支店管内の西中筋ライスセンター(京都府福知山市興)で11日、新米の出荷作業が始まった。興地区や堀地区などで生産されたコシヒカリを詰めた約2500袋(1袋30キロ)が運び込まれ、農作物検査員らが等級検査をして出来を見極めた。
同管内では今年初の検査で、同支店の検査員3人が訪れた。農家ごとに無作為に選んだ米袋から米を取り出し、病害虫被害、含水率、色、形などを調べてから、1等米から3等米までを評価した。
今夏は気温の高い日が続いたこともあり、一部には高温障害も見られたが、全体的に不作だった昨年よりはよく出来ているという。
検査後は結果に応じ、等級を示す印を袋に押印。じっと見守った生産者たちは、丹精込めて育てた米に1等の評価が付くと、表情を和らげていた。
作業は10月中旬まで続く見通しで、管内では約3万2千袋の出荷を見込んでいる。
写真=米の品質を見極めた(9月11日午前9時ごろ)