スマート農業で時間短縮 ドローン使い農薬散布

2020年07月31日 のニュース

 京都府福知山市上豊富地区、石場の水田で30日、農業用ドローンによる農薬散布が行われた。地上散布と比べ大幅に時間を短縮でき、立ち会った地元住民も、先端技術を生かしたスマート農業に目を見張った。

 市内で農業用ドローンを扱う株式会社「NSアグリ」(雀部智也社長)が、上豊富地区で水稲の受託作業などを行う株式会社「とよとみ」の協力を得て実施した。

 石場の男性(65)が稲を栽培する水田19枚(計260アール)で、NSアグリが所有するドローンを使い、技能認定の資格を持つ雀部社長(45)が操縦して作業した。

 ドローンは穂が出て約1週間たった稲に向けて、低空飛行で害虫、病気を防除する薬剤を散布。大きさは約1・5メートル四方で、飛行時の騒音は少ない。20~30アールの広さの田で、2~3分の短い時間内で作業を済ますことができた。

 持ち運びも便利で、1枚の田で作業を終えると、軽トラックの荷台に載せて次の田へと運び、作業時間の短縮につなげた。

 石場の男性は「ドローンだと、無人ヘリコプターよりも稲の近くでの散布ができるので効率的で、安心して作業を見られます」と話していた。
 
 
写真=農業用ドローンで効率的に農薬を散布していく

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