支援の返礼に中国・蘇州市からマスクと手袋 空心福祉会に
2020年07月27日 のニュース

京都府福知山市天田に本部を置く社会福祉法人空心福祉会(友次秀正理事長)に、中国・蘇州市から「温かい支援のお返しに」と不織布マスク約8千枚、ビニール手袋1万5千枚が届いた。空心福祉会は2月に蘇州市へマスクなどを寄贈していて、その返礼だという。
蘇州市は上海市の西にあり、産業などが発展した主要都市。
今年初め、中国国内で新型コロナウイルスが流行したためマスクなどの医療物資が不足。蘇州市と縁があり、福祉医療関係のフォーラムに招かれるなどしたことのある友次代表が、物資支援の協力要請に応じてマスク2400枚、防護服2300枚を贈っていた。
7月に入ってから返礼をしたいという連絡があり、蘇州市の企業から使い捨てのマスクと手袋が届いた。福知山市民間社会福祉施設連絡協議会を通じ、加盟する市内の12法人などへ施設数に応じて分配をする。
友次理事長は22日、他の法人へ贈る物資を協議会の事務局員へ手渡し、「助け合いの思いで動いてもらいありがたい。これからの状況が読めない状態なので、届いた物資を有効活用していきたい」と話していた。
写真=届いた物資を民間社会福祉施設連協の事務局員へ託す友次理事長(右)