エネルギーと食料の自給自足-農業しながら太陽光発電 市民団体がフキなど栽培
2020年07月23日 のニュース

脱原発などを掲げて活動する住民団体・福知山再生可能エネルギー市民研究会(略称・FSK、金澤徹代表世話人)は、京都府福知山市大野で、農業をしながら太陽光発電をするソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)の大野発電所を設置した。18日に現地で通電式を行った。
ソーラーシェアリングは、農地の上に太陽光パネルを設けて、その下で農産物を育てる。FSKとしては市内2例目になる。
大野発電所はメンバー所有の農地約420平方メートルを活用して太陽光パネル112枚が並ぶ。総発電量は約36キロワット時で、1キロワット時当たり14円で関西電力に20年間全量売電する。
農作物は、日照量の少ない場所でも栽培できるミョウガやフキを育てて、営農と発電の両立を目指す。
通電式にはFSKのメンバーら約20人が出席。金澤代表世話人は「エネルギーと食料の自給自足、地産地消への関心の高まりにつながればと期待しています」と話していた。
写真=太陽光パネルの下でトラクターを使って耕作