農業体験施設ムトベースでイチゴ狩り始まる 接客には「いちごソムリエ」が対応も

2025年01月11日 のニュース

 京都府福知山市下地、農業体験型施設「THE610BASE(ムトベース)」のビニールハウスで、イチゴが収穫期を迎えた。イチゴ狩り体験も始まり、家族連れらが真っ赤な果実を摘み取り、イチゴ特有の甘みと酸味を思う存分味わっている。

 ムトベースは、旧中六人部小学校を活用した施設で、篠尾新町の総合電気設備業、井上株式会社(井上大輔社長)が運営。グラウンドにビニールハウス7棟をつなげて約2100平方メートルの空間をつくり、1万4千株のイチゴを栽培している。

 品種は、濃く赤い実で甘みと酸味のバランスがとれた「紅ほっぺ」、大粒で上品な香りと甘みが特長の「かおり野」に、濃厚なイチゴ本来のうまみが楽しめる「ほしうらら」が今シーズンから加わった。

 収穫は5年目となったが、今季も順調に育っているといい、糖度は平均15度、高いものでは18度ほどあり、申し分ない品質に。イチゴ狩りは4日から始まり、予約制で土、日曜日の午前10時~午後4時に体験できる。

 40分間で7歳以上2600円、4~6歳1600円、3歳以下200円。期間は5月上旬まで。予約、問い合わせはムトベース、電話(20)2015へ。ムトベースのホームページ、インスタグラムでも予約を受け付ける。

いちごソムリエの2人が接客を担当

 また接客の幅を広げようと、ムトベースのリーダーを務める森翔平さん(33)、従業員の松下來未さん(24)がこのほど、一般社団法人日本野菜ソムリエ協会が運営する「いちごソムリエ検定」を受検し、合格した。

 制限時間20分のオンライン検定試験で、イチゴに関する30問中、25問正解できれば認定される。2人は1カ月以上こつこつと勉強を続けて挑み、これまでの知識も生かして受かることができた。

 また、いちごソムリエが2人以上いる-という基準を満たし、ムトベースが「いちごソムリエ認定農園」にも認定された。いちごソムリエは全国に200人ほどいるが、府内で認定農園になるのは、ムトベースが初という。

 森さんは「認定農園が手掛けるイチゴを、ぜひ食べにきてください。イチゴに関する質問があれば、ソムリエの2人が答えるので、何なりと聞いてください」と話している。


写真上(クリックで拡大)=ハウス内で甘い香りを漂わせるイチゴ
写真下(クリックで拡大)=いちごソムリエに認定された森さん(左)と松下さん

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