お巡りさんを応援、手作りマスク 姉弟といとこの3人で作る
2020年07月17日 のニュース

新型コロナウイルスの感染の恐れがあるなか、地域の見守りや声かけをする警察官に感謝の気持ちを伝えたいと、京都府福知山市三和町草山の小中学生の姉弟らが15日、福知山署の三和、菟原両駐在所の警察官に、手作りした布マスク13枚を贈った。
姉弟は、福知山高校附属中学校1年生の羽渕真央さんと三和小学校4年生の颯真君。学校や地域でよく声かけなどをしてくれる身近な存在のお巡りさんに、「新型コロナの感染が心配される時期に、頑張ってくれている。何かできることはないか」と考えて、マスクを贈ることにした。
同町辻に住むいとこの垣谷知輝君=福知山成美高校3年=も作業に加わり、耳にかけるゴム通しなどを3人で分担。ミシンを使う縫製は垣谷君の母親が担当した。
夏仕様に生地を工夫した。色は警察官の制服に合わせて水色を選び、感謝の気持ちを込めてマスクの端にはハートマークのボタンを付けた。7月上旬から作り始め、2週間ほどで出来上がった。
三和駐在所の木下敦志警部補と菟原駐在所の松田拓也巡査部長が羽渕家を訪れ、真央さんと颯真君、垣谷君から、「いつも地域の安全を守っていただきありがとうございます」などと記したメッセージカード付きのマスクを受け取った。
3人は「難しい作業もあって、上手に出来たか分からないけれど、付けてもらえたらうれしい」と話した。
木下警部補は「子どもたちが応援してくれる気持ちがうれしい。毎日付けて、パトロールをもっとがんばりたい」と喜んでいた。
写真=手作りマスクを贈る羽渕姉弟と垣谷君