光秀ミュージアム コロナ休館経て3万人
2020年07月09日 のニュース

京都府福知山市内記一丁目の福知山光秀ミュージアム(市佐藤太清記念美術館内)の入館者数が5日、3万人を突破した。今年1月の開館以降順調に集客していたが、新型コロナウイルス感染拡大防止で約3カ間の臨時休館を挟んだことで、オープンから約半年での節目到達となった。
ミュージアムは、官民連携組織・福知山光秀プロジェクト推進協議会が主催する。
福知山城を築いた明智光秀が主人公のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の関連資料、光秀にまつわる貴重な歴史資料、福知山での善政や教養人としての一面を紹介するなど、6つの展示コーナーで光秀の魅力を掘り下げている。
ミュージアムの会期は1月11日から来年1月11日までの1年間。会期中の目標入館者数10万人を掲げて、オープンからの2カ月間で2万2千人超が訪れたが、3月11日からはコロナの影響で臨時休館が続いていた。
入館人数制限(現在は一度に40人)、マスクの着用、検温や追跡名簿記入も求めて、感染予防対策を講じながら6月1日から再開している。
起爆剤にと期待する大河ドラマは現在放送休止中だが、ミュージアムを訪れる人の数は戻りつつあるという。平日は多い時で150人ほどで、週末は準備した整理券がなくなる。
同推進協議会は「感染予防を徹底しつつ、みなさんにミュージアムを楽しんでもらえる方法をこれからも考えていきたい」としている。
写真=入館者数3万人を突破した福知山光秀ミュージアム(左は福知山城)