アベノマスクを「わらしべマスク」に 死蔵させず活用をとNPOが交換
2020年07月04日 のニュース

京都府綾部市鍛冶屋町、市里山交流研修センターを運営するNPO法人里山ねっと・あやべは、政府が全戸配布した、いわゆる「アベノマスク」を家庭で死蔵させず有効に活用するため、交換プロジェクトを始めた。昔話「わらしべ長者」のように、手元の品を交換してみんなが幸せにとの思いから、「わらしべマスク」と名付けて取り組んでいる。
有効活用の方法を探る中で、先行して始めていた位田町の綾部ふれあい牧場と一緒に進めて行くことになった。
里山交流研修センターに未開封のマスク1袋(2枚)を持参すると、里山ねっとで飼育しているカブトムシ1匹と交換(引き渡し日時は指定日の中から相談する予約制)。ふれあい牧場内の食堂「ハイジのキッチン」では、人気のソフトクリーム1個と交換する。
期間は31日までで、寄せられたマスクは、要望がある綾部市内の子ども食堂に寄付する。
里山ねっとには「カブトムシは求めず、マスクを寄付するので役立ててほしい」との申し出も次々届いているという。
またプロジェクトに賛同する事業所、飲食店も募っている。問い合わせは里山ねっと、電話0773(47)0040。火曜休館。
写真=山林放牧牛のミルクを使った、綾部ふれあい牧場で人気のソフトクリーム