高齢のまち唯一のコンビニ 詐欺防いで3回目の感謝状
2020年06月18日 のニュース

高齢者を特殊詐欺の被害から未然に防いだとして、京都府福知山市大江町河守のファミリーマート福知山大江町店(瀬川吉男店長)は17日、府警本部から感謝状を受けた。高齢化が進む町内唯一のコンビニエンスストアで、同様の感謝状を贈られるのは3回目。
5月4日夕方、高齢者が、プリペイドカードを購入したいと来店。瀬川店長(55)が購入方法などの相談を受けた際に理由などを尋ね、購入額が10万円と高額だったことなどから、特殊詐欺の手口ではないかと疑い、警察に通報した。
福知山署によると、高齢者はパソコンでウエブサイトを見ていたら警告文が表示され、書かれてあった連絡先に電話すると、修理名目で電子マネーカードの購入を指示されたという。
福知山署生活安全課の花田智洋課長が店を訪れ、瀬川店長に感謝状を手渡した。花田課長は「コンビニの協力もあって、今年は市内で特殊詐欺の被害は発生していません」と感謝した。
瀬川店長は「違和感があれば、声をかけるよう従業員に伝えています。これからも社会奉仕として、特殊詐欺を防ぎたい」と話していた。
写真=感謝状を受ける瀬川店長