ふるさと納税で竜王戦対局者への贈呈品「由良川扇子」 限定10本

2020年06月05日 のニュース

 京都府福知山市は、ふるさと納税返礼品に「由良川扇子」を追加した。扇子は2018年に福知山城天守閣で行われた将棋のタイトル戦「竜王戦」第4局で、記念品として対局者の羽生善治竜王に、広瀬章人八段(当時)に贈ったもの。市の伝統文化の「丹波漆」「由良川藍」「丹後二俣紙」の技術を結集して作った逸品で、今回初めて一般の人たちが入手できるようにした。

 由良川扇子は、福知山伝統文化を守る会(田中敏弘会長)が制作。親骨の竹に丹波漆を塗り、扇面は手漉き和紙の丹後二俣紙を地紙に、由良川藍で戦国武将・明智光秀が築いたとされる福知山城を型染めしている。

 桐箱入りで藍染めの扇子袋付き。限定10本。10万円の寄付者に贈る。各ふるさと納税サイトで受け付けている。受付期間は30日まで。

 田中会長(58)は「返礼品に由良川扇子が登録されたことは、わたしたちの会にとっても大きな励みになります。これからも市と福知山の伝統文化を多くの人に知ってもらえるように活動していきたい」と話している。
 
 
写真=丹波漆、由良川藍、丹後二俣紙の技術を結集して作った「由良川扇子」

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