マスクで、知らないうちに熱中症 「こまめに水分補給を」と消防本部
2020年05月23日 のニュース

新型コロナウイルス感染予防で、ほとんどの人が着用しているマスク。京都府福知山市の市消防本部は、「マスクには保湿効果があるため、のどの渇きを感じにくく、知らないうちに熱中症になる危険がある」として、「こまめに水分補給を」と注意を呼びかけている。
5月に入ってから気温が上がり、福知山市でも夏日、真夏日が増えつつある。市消防本部によると、すでに熱中症の疑いがある緊急搬送が発生している。昨年は5月から9月に74件の搬送があり、半数が高齢者だった。
新型コロナの影響で自宅で過ごす人が増えているが、熱中症は屋内でも発症するため、予防策として、部屋の風通しを良くし、エアコン、扇風機を上手に使用してほしいと説明する。
例年であれば徐々に暑さに慣れていくが、急な外出で体が暑さに対応できず熱中症になるリスクもあるという。暑い日の外出は、涼しい服装で日傘、帽子を着用することを勧めている。
写真=マスク着用により熱中症になる場合がある