「本能寺の変原因説」総選挙に脚光 「謀反のお知らせ」 ハガキが“原因” 

2020年05月15日 のニュース

 明智光秀が主君の織田信長を討った「本能寺の変」を、公的団体から届く「重要なお知らせ」に模して作った圧着ハガキが当たる京都府福知山市のインターネット投票企画「本能寺の変 原因説50 総選挙」が脚光を浴びている。24日間ある受付期間を折り返した13日時点で目標投票総数に掲げる1万票を突破した。

 ハガキのデザインが秀逸で、「謀反のお知らせは、戦国の世を変える、大切なお知らせです」と選挙を伺わせる宣伝文句や、「謀反後、天下を取る場合がございますが、長期政権を保証するものではございません」と、三日天下をにおわせる言い回しなどの文言が面白い。

 デザインは八幡市出身のデザイナー、スエヒロさんが考案した。1月にスエヒロさんのツイッターで公開されると、光秀ゆかりの城下町でまちおこしに取り組む福知山市が、ハガキ実物化への協力をスエヒロさんに打診した。

 市は、本能寺の変の決行日とされる6月2日に狙いを定め、福知山光秀ミュージアム=福知山市内記一丁目=を核にスエヒロさんのデザインを生かす企画を練っていた。

 しかし、新型コロナウイルス感染拡大防止で3月11日からミュージアムの臨時休館が続き、観光誘致施策を打てなくなり頭を抱えた。

 6月2日のイベント実施は難しいと判断した市は、新型コロナ予防での外出自粛が続く状況を逆手に、家にいながら光秀と福知山に親しんでもらえる原因説総選挙のアイデアをひねり出した。

 投票期間は5月1日から24日まで。最新の研究に基づく全50説から“推し説”を選んで最有力説を決める。

 投票数は5月の大型連休中でも一日100票に満たなかったが、市が作った実物大サンプルハガキをスエヒロさんが12日夜にツイッターに投稿したことなどで一気に話題となり、13日に1万票、14日には1万3千票を超えた。

 ハガキは出陣した明智勢が1万3千人とされていることにかけて、投票者の中から抽選で130人に送る。

 市秘書広報課は「福知山に来てもらうことができなくても、多くの方とつながることができるきっかけにと期待しています。本能寺の変への“出陣”に間に合うように、6月1日までに届くようにしたい」と話す。

 圧着ハガキの外面をめくり中面を確認すると、謀反に同意したことになるので開封の際には注意を。

写真=本能寺の変お知らせハガキのサンプル版。手に取ると面白さがじわじわとくる

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