隣り合う曹洞宗・臨済宗寺院が医療従事者に感謝のライトアップ
2020年04月30日 のニュース
新型コロナウイルス感染症患者の治療に携わる医療従事者たちに感謝の気持ちを表そうと、京都府福知山市の曹洞宗正眼寺(四方正道住職)と臨済宗南禅寺派海眼寺(芝原三裕住職)=ともに寺町=で、本堂などを青く照らすブルーライトアップが行われている。
ブルーライトアップはロンドンなどで始まった取り組みで、国内にも広がり、大阪・通天閣や兵庫・姫路城などが青く照らし出されている。
大きなコンサートも手がける照明のプロでもある四方住職(62)が、自身の寺でもしようと、所有する照明器具を使い、25日から始めた。隣の海眼寺に呼びかけたところ協力を得られ、同寺では27日から開始した。
正眼寺はLEDライト15基で本堂と永代供養墓の観音像などをライトアップ。海眼寺は大きめのLEDライト5基を四方住職が据え付け、本堂を照らしている。
ライトアップは5月6日まで実施。時間は午後7時前から同9時30分ごろまで。四方住職は「医療従事者の方々は患者さんのために、本当に頑張っておられる。少しでも応援したくて始めました。いち早い終息の願いも込めています」と話している。
写真=ブルーライトアップが行われている正眼寺の本堂(左)と海眼寺の本堂(右)