京都府がPCR検査体制を強化 中丹西保健所を北部の拠点に

2020年04月24日 のニュース

 京都府は24日、新型コロナウイルス感染症緊急対策として、総額1289億6800万円の一般会計補正予算案を発表した。福知山市の中丹西保健所を府北部のPCR検査の実施拠点とするなど、医療・検査体制の強化、感染拡大防止対策、事業者への経済支援などを盛り込んでおり、27日に開かれる府議会臨時会本会議に提案する。

 PCR検査体制の拡充関係では、これまでは京都市の府保健環境研究所などでPCR検査を実施していたが、中丹西保健所に検査機器を整備し、府北部の検査拠点として新たに位置づける。これにより、府北部で発生した事案へ迅速に対応できる。

 予算が可決されれば、速やかに運営を開始する予定で、民間検査機関での検査体制の拡充と合わせ、現行の検査件数一日約100件から、約300件への拡充をめざす。

 また検体採取するセンターを、京都市内4カ所、府内1カ所の計5カ所に新設。保健所などに設置している帰国者・接触者相談センターを介して、帰国者・接触者外来(医療機関)を受診し、医師の判断でPCR検査を受ける-という従来の流れに加え、受診した地域の診療所(かかりつけ医)が必要と判断すれば、新設センターでも検体採取し、保健環境研究所などへ検査に回せるようにする。
 
 
写真=PCR検査ができるようにする中丹西保健所

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