緊急事態宣言受け福知山市は公共施設108カ所を休館

　新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が発令されたことを受けて、京都府福知山市は、市内の公共施設108カ所（すでに休館中のものを含む）を18日から5月6日まで（一部は5月10日まで）臨時休館にした。市立小中学校と市立幼稚園は21日から5月6日まで臨時休校・休園になる。

　臨時休館は、観光、文化、宿泊、スポーツ施設をはじめ、地域公民館や教育集会所、人権ふれあいセンター、図書館など広範囲に及ぶ。3月11日～27日に98施設を臨時休館にした前回分に、児童館などが対象に加わった。

　福知山城天守閣など一部施設は5月10日までの休館になる。

■図書館は完全休館　返却は延長措置■

　図書館は、前回の臨時休館時はインターネットや電話による受け付けに伴う貸し出しサービスをしていたが、今回は完全休館になる。

　休館中の返却は、中央館と各分館の返却ポストが使える。さらに、休館中に返却期限を迎える貸し出し物については5月12日まで延長する。

　休館を知らずに訪れる人がいるとして、18日は駐車場などで図書館職員が声かけをして対応した。

　小中学校は、週明け20日は通常通り登校。21日からの臨時休校に伴い、前回の臨時休校時と同様に、小学校での児童の見守り（午前8時30分～午後2時）と放課後児童クラブ（午後2時～7時）を開設するが、市教委は「前回より状況は深刻化しており、感染防止の観点から、どうしてもという場合以外は極力自宅で過ごしてほしい」と求める。幼稚園の預かりの問い合わせは各園へ。
　
　
写真＝図書館中央館の休館を知らずに来る人のために、駐車場入り口に職員が立つ（18日午前9時30分ごろ、駅前町で）