新型コロナに専属職員 福知山市が対策室設け迅速化
2020年04月13日 のニュース

京都府福知山市は13日、庁内に新しい部署として「新型コロナウイルス感染症対策室」を立ち上げる。部長級をトップにした5人態勢で、課長級以下の4人は専従であたる。
これまでは危機管理室を中心に、新型コロナ関連の事務はそれぞれの事業を行う担当課に分かれていたが、一本化して各事業の展開速度を上げる。
トップの対策室長は、福祉保健部長が兼務する。同室次長(課長級)は、健康医療課長が就き、後任人事も併せて行う。情報推進課と文化・スポーツ振興課からも職員2人を加え、両課は現行からそれぞれ1人減る。さらに臨時職員1人を5月をめどに採用する。
対策室は、「新型インフルエンザ等特措法」に基づき設置されている市新型コロナ感染症対策本部(本部長・大橋一夫市長)の事務局を担い、関係施策の情報収集や分析、各部への指揮命令、府など関係機関との連絡調整も行う。
市は「新型コロナ対策は長期化することが見込まれる。一元管理することで、統一的、効果的な施策の実施につなげたい」とする。
市役所3階経営戦略課の東側にある事務室に入り、10日の業務終了後に職員らが机やパソコンを運び込んだ。直通電話は近く設定する。
写真=市役所3階に新型コロナウイルス感染症対策室を設けるために急ぎ引っ越し作業が行われた
【参照】市民病院職員新型コロナウイルス感染関係ニュース時系列一覧