三和の工業団地に13社目 建設機材のアルインコが物流センター

2020年03月28日 のニュース

 建設用仮設機材の製造と販売、レンタル業のアルインコ株式会社(本社・大阪府大阪市、小林宣夫社長)は、京都府福知山市三和町みわの工業団地「アネックス京都三和」の土地を購入し、物流センターを設置する。今夏に着工し、完成は来年3月の予定。

 日本全国で、建物、インフラの老朽化対策が必要で、2025年には大阪・関西万博の開催も予定されており、建設機材の需要増加が見込まれている。これらに対応し、迅速な供給態勢を構築するため、物流センターを設置することにした。

 アネックス京都三和は、主力の兵庫工場(丹波市)から約14キロ。舞鶴若狭自動車道、京都縦貫道のインターチェンジにも近く、交通利便性に優れた立地であることなどから進出を決めた。

 購入した区画の敷地面積は、約2万4千平方メートル。鉄骨造平屋建ての福知山物流センター(床面積約6600平方メートル)などを建設し、屋外の敷地も使って、建設用機材を保管する計画。20人ほどが勤務するといい、地元住民の積極採用も検討している。

 24日に市役所で、土地譲渡契約と基本協定書の調印式があり、出席した小林社長は「神戸、綾部、福知山に分散して委託保管していた製品在庫を福知山物流センターに集約することで、物流の効率化を図ることにしている」などと説明。

 続けて「初めて京都府内に拠点を持つことになる。京都府と福知山市を新たな地元ととらえ、事業を通じて地域貢献していきたい」と話していた。

 アネックス京都三和は、02年に分譲を開始し、進出企業はこれで13社目。全27区画(約31万平方メートル)のうち18区画(約17万平方メートル)が埋まり、残りは9区画(約14万平方メートル)となった
 
 
写真=調印式で記念撮影する小林社長(中央)、府・市関係者ら

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