福知山城の下に知る人ぞ知る「咳神大明神」 風邪流行時に参拝増える

2020年03月04日 のニュース

 新型コロナウイルス感染拡大による肺炎被害が、日本を含む世界で大きな問題になる中、京都府福知山市、福知山城の下でひっそりと祭られている神様が注目を集めている。咳止めに霊験あらたかと伝わる「咳神大明神」。地元でも知る人のみぞ知る存在で、風邪がはやる時期になると参拝者が増える隠れスポットだ。

 咳神大明神は、城の東側、福知山市蛇ケ端の市道沿いの私有地にある。約5平方メートルのこじんまりした境内に、直径40センチほどのご神体の石を祭ったものなど祠が二つと手水鉢が置かれている。

 近くに住む芦田清子さん(83)ら芦田株の人たちが守り継いでいるもので、毎年11月23日に幟を立てて祭礼をする。

 創建の時期は定かではなく、大水で流されてきた石につまずいた人の調子が悪くなるので、その石を祭ったところ、咳が治った--との言い伝えがあり、明治生まれの人が「咳神さん」と親しんでいたという話も残っている

 ひと昔前には「咳を治してください」と書かれた布がたくさん取り付けてあったと芦田さん。現在は管理上の問題で布はないが「今も風邪がはやる時期になると、さい銭が増えていて、頼りにしてもらっているんだなと思っています」と目を細める。

 咳神大明神について調べたことがある福知山史談会の芦田精一会長(79)は「地元でもあまり知られていないようですが、『旅の途中で立ち寄ったら具合がよくなったと、遠方から来る人もいる』という話を耳にしたことがあります」と話す。

 母親から咳神大明神について教わって育った田村卓巳さん(66)=内記一丁目=は「咳に特化した神様はあまり聞いたことがなく、新型コロナウイルスの感染拡大防止にご利益があればいいのですが」と望んでいる。
 
 
写真上=福知山城下にある咳神大明神
写真下=石柱に名前が彫られている

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