大河ドラマにわく福知山 城に向かう人の流れ新たに
2020年02月02日 のニュース

放送中のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公・明智光秀ゆかりの地・京都府福知山市では、光秀が築いた福知山城と、隣接する福知山光秀ミュージアムがにぎわっている。土曜日を含む休日は1千人前後の人が詰めかけ、少し離れた市役所前駐車場やJR福知山駅から、「まち歩き」をしながら両施設に向かう新たな“人の流れ”が生まれている。
内記一丁目にある福知山城の今年度の入館者数は、昨年4月から1月28日までで8万1634人。これまでにないペースになっている。同月11日にオープンしたミュージアムは年間10万人を目標に掲げ、18日間で8660人に到達し、順調な滑り出しとなっている。
土曜日の25日は、城が880人、ミュージアムは780人、26日は城が1052人、ミュージアムが947人だった。休日になると、城の最寄りの駐車場は満車になり、城から約300メートル離れた市役所前駐車場に誘導している。

府道を挟んで市役所の向かい側にある飲食店「炭火やきとり当吉」を営む川島博文さん(53)は、「通りを歩く人の数が今までにないくらい多くてびっくりしています」と目を丸くする。
同店は、昨年11月に独自の光秀メニュー「明智丼」を作った。光秀の好物とされるちまきを参考にし、もち米を入れたちまき風の炊き込みご飯の上にモモ串とつくね串を置いて自家製たれで仕上げる。店は夕方からの営業だが、休日には日中に明智丼を店頭販売している。ミュージアムオープンのころから通りを歩く人が一気に増え、購入者の列ができる時間帯もある。
川島さんは「花火大会がなくなり、水害も続いたので、光秀ブームが福知山の明るい話題になってほしい。うちもその一つになれたら」と意気込む。
城から約1300メートル離れた福知山駅前にある福知山観光案内所には、電車に乗って来福した人たちが立ち寄っている。案内所は「駅から散策を楽しみながら城に行かれる方もあります。にぎわいが城周辺以外にも波及していくことに期待したい」と話す。
写真上=市役所前駐車場から城方面に向かう観光客ら(26日)
写真下=人通りが増えた市役所前で「明智丼」を販売する当吉。専用ののぼりも作った