休校の公誠小を「閉校」に 地元4自治会が市に要望書
2019年12月26日 のニュース

京都府福知山市北部の天座一区、同二区、坂浦、雲原4自治会は、2010年から休校となっている公誠小学校=天座二区=の閉校を求める要望書を端野学・市教育長と大橋一夫市長に手渡した。
公誠小については、市が、同校と隣接の北陵中学校を小中一貫校として移転、改築する構想を掲げ地元と協議を進めていたが、07年に白紙撤回して閉校へと方向転換。地元の4自治会は市教委と市に抗議したが、その後、公誠小の再開も視野に入れて休校とする選択に同意した。

24日に4自治会長が市役所を訪れた。要望書は、今年度をもっての閉校を求めており、閉校後の跡地利用については、早期に活用方針の決定を-としている。
雲原の糸井洋自治会長(72)は「地域を挙げて再開に向け頑張ってきましたが、児童数の増加が見込めず、苦渋の選択として、閉校を求める決断に至りました」と話した。
端野教育長は「要望に応えられるように地元の方々と十分検討していきたい」と応じた。
写真=端野教育長(手前左)に要望書を渡す糸井・雲原自治会長(右)