種まき、草引き、収穫も 児童が育てたダイコンをレシピ付きで販売
2019年12月01日 のニュース

京都府福知山市前田、雀部小学校(塩見俊樹校長)の6年生78人が30日、同校で自分たちで育てたダイコンを保護者らに販売した。キャリア教育の一環で、作物を一から育てることで、仕事の苦労や食の大切さなどを学ぼうと、種まきから始め、収穫もした。
使われていなかった校内の畑を6月に先生らが開墾。児童らは地元住民の指導を受けながら、9月に種まきをしたあと、草引きや水やりなどの世話を続けた。29日に約50本を収穫。授業参観日の30日は、午前8時ごろから、販売を知らせるチラシを配り、ダイコンを西体育館前に並べて父母らに販売した。
ダイコンと一緒に、ダイコンを使った料理5品のレシピやフェルトで作った「雀部大根」のマスコットキャラクターも渡した。約30分間で完売。収益金は被災地支援などに充てる予定にしている。
購入した6年生の父親(45)は「立派に育っているので、炊いたり、みそ汁の具材にして食べたい」と話していた。
井野妃菜さんは「思ったより細かったけど、大きいのも出来ていたので良かった。頑張って作ったかいがありました。レシピ通りの料理を作ってもらえればうれしい」と期待していた。
写真=ダイコンには料理のレシピも添えて渡した(30日午前8時10分ごろ)