三和町で唯一の歯科診療所が再開 大阪出身の歯科医師が開業
2019年11月11日 のニュース

京都府福知山市三和町で唯一の歯科診療所が11日、1年ぶりに再開する。千束の三和診療所横にあったが、歯科医師の高齢化による退職で昨年11月から休診していた。地元住民は「不便が解消されてうれしい」と喜んでいる。
大阪府出身の眞鍋憲さん(52)が同日、千束の公設民営診療所に真鍋歯科医院を開業する。市が施設を貸し付けるもので、建物は鉄骨造平屋建て延べ床面積143平方メートル。
診療科目は歯科、口腔外科で、訪問診療も行う。時間は午前9時から午後0時30分までと、午後2時から6時まで。木曜と、土曜の午後、日曜、祝日は休診。
眞鍋さんは朝日大学歯学部を卒業し、歯科医師免許を取得。同町で医師を募集しているのを知り合いから聞き、「地域の人の役に立ちたい」と開業を決め、鳥取県の歯科クリニックを9月に退職した。「ごみごみしたところよりも、田舎が好き。近所の人が柿の差し入れをしてくれるなど、三和町の人は心地良い方ばかり。地域に溶け込みながら診療したい」と話している。
写真=11日に開院する真鍋歯科医院