古里・由良川にサケ帰る 今季初60~70センチの雌雄5匹
2019年11月10日 のニュース

京都府福知山市波江、由良川支流の牧川に仕掛けたサケの捕獲網に8日、今季初めてとなる5匹が入った。今後も捕獲を続けることにしており、人工授精した卵を地域住民らに配り、来春には稚魚を放流する。
サケを通じて河川環境保全への関心を高め、郷土愛を育ててもらう機会にと、福知山と舞鶴、綾部の有志で組織する「由良川サケ環境保全実行委員会」が、活動を続けている。
さけのふるさと由良川を守る会採捕者の会(桐村啓之会長)と、牧川養殖漁業生産組合(衣川務組合長)が、実行委から委託を受け、今月2日に網を設置していた。体長60~70センチの雄3匹と雌2匹が、8日に仕掛けに入った。
9日に桐村会長と衣川組合長が、サケを網ですくって捕獲。トラックで養殖施設に運んだ。今後は地場の受精卵などを、12月初旬から希望者に配布。ふ化させて飼育してもらい、来年3月中旬に稚魚を放流する。
写真=今季初めて捕獲されたサケ(9日午前9時5分ごろ)