英国遠征でチェルシーと練習試合 京都共栄高サッカー部
2019年09月02日 のニュース
京都府福知山市東羽合の京都共栄学園高校サッカー部(内藤翔平監督)はこのほど、イギリス遠征先で世界有数の強豪チーム、プレミア1部「チェルシーFC」のU-16チームと練習試合を行い、激しいボールの奪い合いなど、海外サッカーの迫力をじかに体感してきた。
日本の枠にとらわれない考え方をしてほしいと遠征を企画して今年で3年目。内藤監督(34)が以前、AFCウィンブルドン(プロ3部相当)育成年代のコーチを務めていた縁で、去年までは同チームの高校生たちの練習に参加していた。
今回は2年生3人、1年生7人のフィールドプレーヤー10選手とGKコーチ、内藤監督の12人でサッカーの本場、イギリスに1週間滞在。プロチームの高校生と試合が出来ないか、親交のある現地の指導者に依頼したところ、想像以上の有名どころと出来ることになった。
練習試合は、壮大な設備が整うチェルシーの練習場(コブハム)で行った。試合は30分の3本。日本人らしいハードワークをしようと挑み、決定機を作るも得点することはできなかった。
相手はトップクラスの選手がそろうとあって、日本では経験できない身体能力の差、球際の迫力などを身をもって感じた。試合は計0-3で敗れた。
別の日に行ったAFCウィンブルドンU-16との練習試合では、勝利することもできた。このほかプロの試合観戦、現地の視察などを通じて、海外のサッカー文化に触れた。
DFの上田裕大選手(2年)=福知山ジュニアユース出身=は「球際、チームメート同士のコミュニケーションなど日本と違うところを感じた。常にサッカーのことを考えている外国人の姿勢を学べたので、サッカーに対する気持ちがより強くなった」と話していた。
写真=練習試合をしたチェルシーU-16と京都共栄学園高の選手たち(内藤監督提供)